11/4(日)
東京11R
芝2500m
GU ハンデ
(傾向)
今週の日曜東京のメインは伝統のハンデGUアルゼンチン共和国杯。このレースを足掛かりにスターホースになった馬も多い出世レースの1つです。
このレースですが3年連続して勝ち馬がのちにGTを制しており、過去10年をさかのぼっても3着以内に入った延べ30頭のうち、GT馬になったのは8頭、GT3着以内馬も3頭と良い成績を収めているといえます。
ただしこのレースを境に大きく調子を落としたり、下降線をたどる馬が多いことも事実。
勢いのある3歳馬や連勝中の馬は上昇機運とみて良いのでしょうが、近走不振だった馬がここで好走した場合は後者になるケースが多いので、以後の活躍馬を探す際には注意が必要でしょう。
さてこのレースの傾向に関してですが、まず特徴的なのは枠に関してです。過去10年で8枠が勝ったことはなく、2・3着もそれぞれ1回ずつと不振傾向。また1枠についても1勝3着1回と不振。基本的に中ほどの枠から選ぶべきだと思います。
ただし1枠・8枠から馬券に絡んだ馬は全場その後重賞を勝っており、うち2頭は後のGT馬。そのくらいのポテンシャルがないと馬券に絡めないということですし、逆に1・8枠から馬券に絡んだ馬は追いかける価値があるとみて良いでしょう。
次に前走に関して。ハンデ戦らしく条件戦やオープン特別から馬券に絡む馬も多く、また実績馬は休み明けでここを使って上位に食い込むケースも多いので、これといった傾向をつかむことは困難です。一応準オープンであれば馬券に絡んでいること、オープン特別ならば3着or3番人気以内というハードルは必要かと思います。
ちなみに前走1000万下からこのレースで3着以内に入った馬が2頭いますが、ともに東京の本栖湖特別を人気薄で制した馬。このレースでも軽ハンデを利して3着に食い込んでいるので注意が必要かもしれません。
最後にハンデと脚質に関して。ハンデについては中心となるのは55kg以上の馬。
54.5kg未満の場合は大きく好走率は下がりますが、3歳馬は軽いハンデになることが多く、一概には言えないと思います。
脚質についてはテンがゆったりしたレースになりがちですが、後半に連れて徐々にペースアップしていくことが多く、長距離戦にしては珍しく逃げ切りや逃げ残りの決まりにくいレースといえます。
持久力を持った差し馬を中心に考えるべきだと思います。
今年のメンバーで注目は東京コースで3連勝中のムイトオブリガード。2度目の重賞挑戦にして勝利をつかめるのか注目です。
(注目馬)
ムイトオブリガード(牡、4歳)
前走;六社ステークス1着
東京コースで条件戦を3連勝してオープン入り。ハンデ戦ながらいきなりGUを使ってきたあたり陣営の期待の表れか?前走の六社ステークスでは後半5ハロンがすべて11秒台の上りの競馬で好位から楽々に抜け出してきた。メンバー的にも骨っぽい構成だっただけに、55kgのハンデも伴い期待できそう。重賞も2度目ならばある程度上位に食い込めそうだし、ここを勝つようであれば今後が楽しみな1頭になりそうだ。
ノーブルマーズ(牡、5歳)
前走;宝塚記念3着
前走宝塚記念では12番人気と低評価ながら3着に食い込み3連単49万の大万馬券を演出。しかし2200m以上の長丁場では安定した成績を残していたし、目黒記念でも相手なりにしっかり走って2着に入るなど能力の片鱗は見せていた。今回は春に連続で2着した得意の東京コースだし、休み明けの成績は良いとは言えないものの大きく負けているわけでもない。重賞未勝利のためハンデも56kgと手ごろ。チャンスはありそうだ。
ガンコ(牡、5歳)
前走;オールカマー7着
今年の春、日経賞で重賞初制覇。天皇賞(春)でも3番人気に支持されたステイヤー。さすがに一線級相手では荷が重かったが、安定した先行力はここでも脅威になる。芝の左回りの実績はないものの、昨年11月まで主戦場がダートだったし、好成績を上げだしたのも昨年冬と春の中山開催時だったので度外視できるだろう。叩き良化型だけに前走オールカマーが良いガス抜きになっていれば面白い。
ヘリファルテ(牡、4歳)
前走;本栖湖特別1着
まだ1000万下を勝ち上がったばかりの同馬だが、この馬も東京で3連勝中、通算5戦4勝と底を見せていない魅力がある。敗れたのも未勝利勝ちから挑んだ昨年のプリンシパルステークスで、その時も勝ち馬ダイワギャグニーから1秒負けていない。何よりこのレースと相性の良い前走本栖湖特別の勝ち馬だけに注意が必要か?ハンデ53kgは若干見込まれた感もあるが、馬格もあるので十分にこなせると見た。
パフォーマプロミス(牡、6歳)
前走;宝塚記念9着
今年の日経新春杯を制して、目黒記念でも3着するなど、長距離戦では安定した成績を残してきた同馬。前走宝塚記念では久々に大きく崩れたものの、4番人気に推されるなどファンも実力を認め始めているといっていいだろう。本来であれば本命候補になるべき1頭だが、京都大賞典を病気で取り消した影響がどの程度残っているかがポイント。狙いはまだ先だけに無理をしないでどこまで上位に食い込めるかを見たい。
ウィンテンダネス(牡、5歳)は前々走目黒記念でノーブルマーズ、パフォーマプロミスを破った実力派。
前走京都大賞典では今一つだったが、得意の東京でなら見直せる。その京都大賞典で古豪健在を見せつけたアルバート(牡、7歳)も気になるが、勝ち負け抜きに注目したいのはジナンボー(牡、3歳)。
名牝アパパネの2番仔でここまで2戦2勝の無敗の3歳馬。母はマイル前後で活躍したが、その子が49kgの軽ハンデを生かして東京2500mで好走できるのか楽しみだ。
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