2018年11月03日

アルゼンチン共和国杯2018 過去の傾向からの注目馬

アルゼンチン共和国杯 展望

11/4(日) 
東京11R
芝2500m
GU ハンデ

(傾向)
今週の日曜東京のメインは伝統のハンデGUアルゼンチン共和国杯。このレースを足掛かりにスターホースになった馬も多い出世レースの1つです。

このレースですが3年連続して勝ち馬がのちにGTを制しており、過去10年をさかのぼっても3着以内に入った延べ30頭のうち、GT馬になったのは8頭、GT3着以内馬も3頭と良い成績を収めているといえます。
ただしこのレースを境に大きく調子を落としたり、下降線をたどる馬が多いことも事実。
勢いのある3歳馬や連勝中の馬は上昇機運とみて良いのでしょうが、近走不振だった馬がここで好走した場合は後者になるケースが多いので、以後の活躍馬を探す際には注意が必要でしょう。

さてこのレースの傾向に関してですが、まず特徴的なのは枠に関してです。過去10年で8枠が勝ったことはなく、2・3着もそれぞれ1回ずつと不振傾向。また1枠についても1勝3着1回と不振。基本的に中ほどの枠から選ぶべきだと思います。
ただし1枠・8枠から馬券に絡んだ馬は全場その後重賞を勝っており、うち2頭は後のGT馬。そのくらいのポテンシャルがないと馬券に絡めないということですし、逆に1・8枠から馬券に絡んだ馬は追いかける価値があるとみて良いでしょう。

次に前走に関して。ハンデ戦らしく条件戦やオープン特別から馬券に絡む馬も多く、また実績馬は休み明けでここを使って上位に食い込むケースも多いので、これといった傾向をつかむことは困難です。一応準オープンであれば馬券に絡んでいること、オープン特別ならば3着or3番人気以内というハードルは必要かと思います。
ちなみに前走1000万下からこのレースで3着以内に入った馬が2頭いますが、ともに東京の本栖湖特別を人気薄で制した馬。このレースでも軽ハンデを利して3着に食い込んでいるので注意が必要かもしれません。
最後にハンデと脚質に関して。ハンデについては中心となるのは55kg以上の馬。

54.5kg未満の場合は大きく好走率は下がりますが、3歳馬は軽いハンデになることが多く、一概には言えないと思います。
脚質についてはテンがゆったりしたレースになりがちですが、後半に連れて徐々にペースアップしていくことが多く、長距離戦にしては珍しく逃げ切りや逃げ残りの決まりにくいレースといえます。
持久力を持った差し馬を中心に考えるべきだと思います。

今年のメンバーで注目は東京コースで3連勝中のムイトオブリガード。2度目の重賞挑戦にして勝利をつかめるのか注目です。


(注目馬)
ムイトオブリガード(牡、4歳)
前走;六社ステークス1着
東京コースで条件戦を3連勝してオープン入り。ハンデ戦ながらいきなりGUを使ってきたあたり陣営の期待の表れか?前走の六社ステークスでは後半5ハロンがすべて11秒台の上りの競馬で好位から楽々に抜け出してきた。メンバー的にも骨っぽい構成だっただけに、55kgのハンデも伴い期待できそう。重賞も2度目ならばある程度上位に食い込めそうだし、ここを勝つようであれば今後が楽しみな1頭になりそうだ。

ノーブルマーズ(牡、5歳)
前走;宝塚記念3着
前走宝塚記念では12番人気と低評価ながら3着に食い込み3連単49万の大万馬券を演出。しかし2200m以上の長丁場では安定した成績を残していたし、目黒記念でも相手なりにしっかり走って2着に入るなど能力の片鱗は見せていた。今回は春に連続で2着した得意の東京コースだし、休み明けの成績は良いとは言えないものの大きく負けているわけでもない。重賞未勝利のためハンデも56kgと手ごろ。チャンスはありそうだ。

ガンコ(牡、5歳)
前走;オールカマー7着
今年の春、日経賞で重賞初制覇。天皇賞(春)でも3番人気に支持されたステイヤー。さすがに一線級相手では荷が重かったが、安定した先行力はここでも脅威になる。芝の左回りの実績はないものの、昨年11月まで主戦場がダートだったし、好成績を上げだしたのも昨年冬と春の中山開催時だったので度外視できるだろう。叩き良化型だけに前走オールカマーが良いガス抜きになっていれば面白い。

ヘリファルテ(牡、4歳)
前走;本栖湖特別1着
まだ1000万下を勝ち上がったばかりの同馬だが、この馬も東京で3連勝中、通算5戦4勝と底を見せていない魅力がある。敗れたのも未勝利勝ちから挑んだ昨年のプリンシパルステークスで、その時も勝ち馬ダイワギャグニーから1秒負けていない。何よりこのレースと相性の良い前走本栖湖特別の勝ち馬だけに注意が必要か?ハンデ53kgは若干見込まれた感もあるが、馬格もあるので十分にこなせると見た。

パフォーマプロミス(牡、6歳)
前走;宝塚記念9着
今年の日経新春杯を制して、目黒記念でも3着するなど、長距離戦では安定した成績を残してきた同馬。前走宝塚記念では久々に大きく崩れたものの、4番人気に推されるなどファンも実力を認め始めているといっていいだろう。本来であれば本命候補になるべき1頭だが、京都大賞典を病気で取り消した影響がどの程度残っているかがポイント。狙いはまだ先だけに無理をしないでどこまで上位に食い込めるかを見たい。

ウィンテンダネス(牡、5歳)は前々走目黒記念でノーブルマーズ、パフォーマプロミスを破った実力派。
前走京都大賞典では今一つだったが、得意の東京でなら見直せる。その京都大賞典で古豪健在を見せつけたアルバート(牡、7歳)も気になるが、勝ち負け抜きに注目したいのはジナンボー(牡、3歳)。
名牝アパパネの2番仔でここまで2戦2勝の無敗の3歳馬。母はマイル前後で活躍したが、その子が49kgの軽ハンデを生かして東京2500mで好走できるのか楽しみだ。

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2018年10月27日

天皇賞(秋)2018 過去の傾向からの注目馬

天皇賞(秋) 展望

10/28(日)
東京11R
芝2000m
GT 定量

(傾向)
今週の日曜東京のメインはGT天皇賞(秋)。
近年はマイラー・3歳馬・牝馬の参戦も増え、
「実力日本一決定戦」と言ってもおかしくないほど好メンバーがそろうレースとして知られます。

コーナーを3回回る2000mという距離はマイラーでも息が十分に入るので克服可能だし、ステイヤーでも対応できる距離でもあります。
また牝馬限定戦でもしばしば使われる距離でもあるし、3歳馬にとっては菊花賞よりは計算が立ちやすい距離でもあります。そういう意味では純然たるスプリンター以外は能力を発揮できる舞台であり、イコール目標とする馬が最も多いレースであるといえます。そのためレースのレベルは必然的に高いものになるし、データ的にも傾向が出やすいレースと言えるでしょう。

さてこのレースの傾向ですがまずは人気から見て行きます。過去10年で1番人気は5勝していますが、敗れた5頭の内訳は牝馬が3頭と3歳馬が2頭。古馬牡馬は直近3年で3連勝中。
古馬牡馬が1番人気になればアタマから狙えるといえます。ちなみに敗れた5頭で3着以内を確保できなかったのは2011年のブエナビスタだけですがそれでも4着に入っており、大きく崩れることはないと考えてよいのではないでしょうか?

次に前走に関してですが、過去10年の3着以内馬30頭を見て行くと全馬GU以上のレースでした。また前走4着以下から巻き返した例は10頭いますが、全馬海外も含めてGTで3着以内の経験がありました。
つまりGTで実績のない馬は前走GU以上のレースで3着以内の結果を残していないといけないといえます。重賞タイトルを持っていなかった馬は2015年の1着馬スピルバーグのみ。最低でも重賞タイトルの1つぐらいはもっていないと厳しいといえます。

最後に脚質と枠について。
東京2000mはスタートしてすぐにコーナーを迎える為、内枠有利なコース形態です。特に先行馬にとっては外枠はかなり厳しく、ポジションを取るために前半から脚を使わなくてはならず、最後の直線で堪えてしまうようで、7枠・8枠から上位に入ったのはハイペースを利して上位に食い込んだ差し馬のみ。
ちなみに東京の長い直線での攻防らしく、長くいい脚をつかえる差し馬がこのレースでは有利です。しかしそこはレースレベルの高い天皇賞(秋)。後方からの直線一気が決まるほどたやすいものではないので、ある程度前を射程圏に入れられるポジション取りが理想です。
今年のメンバーを見ると登録14頭中GT馬が8頭と豪華メンバーが集結。今年もハイレベルなレースになりそうです。


(注目馬)
スワーヴリチャード(牡、4歳)
前走;安田記念3着
今年最も成長した馬の1頭といえる。
春は金鯱賞を勝って臨んだ大阪杯でGT初制覇。3角先頭というデムーロ騎手の好騎乗もあったが、それに応えたこの馬も見事だった。
前走安田記念では若干距離が短かったもののしっかり3着を確保したあたり成長を感じる。今回は休み明けになるが、鉄砲は効くタイプだし、何より左回りの2000mはこの馬が最も力を発揮できる舞台。主役級の扱いだ。

レイデオロ(牡、4歳)
前走;オールカマー1着
前走オールカマーで約1年ぶりの勝利を挙げた昨年のダービー馬。
ただ勝利から遠ざかっていたものの、3歳にしてジャパンカップ2着したり、展開的に向かないながらもドバイシーマクラシックで4着に入るなど能力の片鱗は見せていた。
今回はダービーを勝った東京コースだし、血統的にも2000mは苦にしない距離。近年オールカマーからの参戦馬は比較的苦戦する傾向にあるが、ダービー馬の復活は十分に考えられる。

アルアイン(牡、4歳)
前走;オールカマー2着
2000mという距離ならば昨年の皐月賞馬を忘れるわけにはいかないだろう。その皐月賞以来勝ち鞍はないが、2000m前後の距離なら大阪杯で渋太さを見せたようにGTでも大崩れしない安定感がある。
大阪杯では重馬場で3着しているが、皐月賞のようにパンパンの高速馬場の方が向くタイプ。あとは結果の出ていない左回りをこなせることができれば、久々の勝利もあり得る。

サングレーザー(牡、4歳)
前走;札幌記念1着
未知の魅力という意味では前走札幌記念で距離を克服したこの馬が1番。
マイルチャンピオンシップ3着など、これまでマイル前後の距離で結果を出していた馬だが、前走札幌記念では2歳時のホープフルステークス以来の2000m戦だったが、マカヒキ、モズカッチャン、ネオリアリズムと3頭のGT馬をまとめて負かす金星。洋芝に加え稍重というタフな馬場で勝利を収めただけに懸念していたスタミナ面の課題は克服したとみていいだろう。今回はモレイラ騎手を鞍上に迎えて一発を狙う。

ディアドラ(牝、4歳)
前走;府中牝馬ステークス1着
牝馬戦線からの参戦のため比較的人気はなさそうだが、牡馬に交じってもドバイターフで3着するなど実績がある。特に近2走のクイーンステークスと府中牝馬ステークスは、相手が牝馬とはいえかなり強い競馬で制してきており、まさに充実一途といえる内容。
このレースは牝馬との相性は良いし、今の勢いがあれば牡馬相手にも一歩も引けを取らないだろう。

例年好結果を残す毎日王冠組では最先着のキセキ(牡、4歳)に注目したいが、
まだ完全復活とは言い難い状態。他ではレベルの高かったオールカマー3着のダンビュライト(牡、4歳)、牡馬相手でも好走実績ヴィブロス(牝、5歳)、一昨年のダービー馬マカヒキ(牡、5歳)にも注目したい。

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ラベル:天皇賞秋
posted by 競馬予想 at 16:16| Comment(0) | 競馬データ予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アルテミスステークス2018 過去の傾向からの注目馬

アルテミスステークス 展望

10/27(土)
東京11R
芝1600m
GV 馬齢

(傾向)
今週土曜東京のメインは2歳牝馬限定重賞のGVアルテミスステークス。
東京の長い直線を舞台に世代最初の牝馬限定重賞になります。
GT阪神ジュベナイルフィリーズを頂点とした2歳牝馬のレースですが、GTに向けたステップレースとしてこのレースと京都のファンタジーステークスがありますが、マイル戦ということもあり、年々このレースの価値は高まっているといえるでしょう。

今回で7回目となりますが、過去6回の3着以内だった馬でGT馬に上り詰めた馬は4頭、その後の重賞勝ち馬も4頭と出世レースともいえます。しかし4着以下に負けた馬でその後重賞ウィナーになったのは2013年のバウンスシャッセただ1頭。
この馬は距離が延びて才能が開花した面もあり、あくまで例外ともいえる存在。つまりは上位に入った馬でないとその後の出世は難しいといえます。

さてこのレースの傾向ですが、まずは前走について。
キャリアの浅い2歳戦ですから、なかなか2勝馬の参戦も少ないのが現状。過去6回のレースで3着以内に入った2勝馬は3頭のみ。1勝馬でも十分チャンスがあるのですが、前走オープンクラスまたは500万下で上位に入った実績があればより良いと言えます。また前走新馬勝ちした1戦1勝馬はあまり良い実績を残していません。
無敗ということで「素質馬」とみられやすく未知の魅力で穴人気しやすいタイプですが、キャリアの浅さがモロに出てしまうのでしょうか、惨敗するケースもしばしばありますので、過度な期待は禁物かと思います。

次に実績についてですが、過去6年の3着以内馬18頭中17頭までがマイル戦又はマイルより長い距離で勝ち鞍がありました。残る1頭は第1回の2着馬アユサンですが、この馬は1400mの新馬戦を勝ちこのレースに臨んできました。その後桜花賞を制したようにマイル戦の適性が非常に高かったといえ、例外と言える存在なのかもしれません。

最後に脚質と枠についてですが、東京マイル戦は内枠有利という印象がありますが、このレースに関しては外枠の方が好成績を残しています。長い直線を意識して流れが落ち着きやすいため内がごちゃつく傾向にあり、キャリアの浅い2歳牝馬には距離損よりもスムーズにレースを進めることを優先すべきなのかもしれません。
脚質面では差し有利。ペースの乱れやすいこともありますが、抑えの効きにくいキャリアの浅い2歳戦らしく、じっくり構えた馬の方が好成績を残しているようです。
今年のメンバーでは2勝馬2頭を含めオープン、500万下を経験した馬が多数おり、新馬・未勝利勝ち上がりの馬も良血ぞろいと楽しみな1戦になりそうです。


(注目馬)
グレイシア(牝、2歳)
前走;アスター賞1着
2戦2勝の負けしらずの同馬。新馬戦では2着以下を1秒ぶっちぎり、前走アスター賞では最後方から直線一気の差し切り勝ち。いくら少頭数のレースだったとはいえ前半スローの流れを中山の短い直線で差し切るのだから恐れ入る。血統的にもこのレースと相性の良いダイワメジャーの産駒で、母は秋華賞4着のクーデグレイス。かなりの能力の持ち主だろう。

ウィンゼノビア(牝、2歳)
前走;クローバー賞1着
新馬戦では2着に敗れたものの、前に行けるようになった未勝利戦、そして前走のクローバー賞とともに2着に3馬身差をつける圧勝。スッと先行集団に取り付けるスピードがあり、馬体的にもバランスがとれているため、先行馬ながら安定感のありそうなタイプ。ここでも能力的には上位に入りそうで、引き続き期待。

シェーングランツ(牝、2歳)
前走;未勝利戦1着
新馬戦では5着に敗れたものの、続く未勝利戦では2着馬を5馬身離す圧勝劇。さすがは半姉にソウルスターリングを持つ良血馬だ。父がフランケルだった姉とは違い、ディープインパクト産駒の同馬は姉よりも切れそうなタイプだ。これまでの2戦は藤沢厩舎の所属らしく1800m戦に出走していたが、東京の長い直線が舞台のマイル戦の方がこの馬のよさが出そう。

アフランシール(牝、2歳)
前走;札幌2歳ステークス5着
前走札幌2歳ステークスでは上がりのかかるタフな競馬で、この馬には向かないレースだったとみていいだろう。ただ前々走の新馬戦では瞬発力が問われるヨーイドンの競馬で他馬をちぎった内容は評価に値するし、2歳時から活躍したフランボヌールの半妹だけに、ここでも引き続き期待。父がハーツクライに代わり姉よりも距離の融通は効きそうだ。

ビーチサンバ(牝、2歳)
前走;新馬線1着
母フサイチエアデールは長く牝馬戦線で活躍した実績馬で、全兄フサイチリシャールは2歳牡馬チャンピオンと早くから活躍の期待できる血統馬だ。新馬戦では時計のかかる稍重の馬場ながら上がり33.4秒の瞬発力を見せ快勝。稍重で勝ち上がるあたりは父クロフネ譲りのパワーを兼ね備えていそうで、ここでも楽しみ。

他では前走で他馬をぶっちぎったエールヴォア(牝、2歳)とトスアップ(牝、2歳)、
またシェーングランツ同様にフランケル産駒の活躍馬だった姉ミスエルテから父がディープインパクトに代わったミディオーザ(牝、2歳)にも注目したい。

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2018年10月21日

菊花賞2018 過去の傾向からの注目馬

菊花賞 展望

10/21(日)
京都11R
芝3000m
GT 馬齢

(傾向)
今週日曜京都のメインは3000mのマラソンレースGT菊花賞。
「強い馬が勝つ」といわれるクラシック最後の1冠を賭け、夏を越えてたくましくなった3歳馬が2度の淀の坂越えに挑みます。

以前であれば長距離GT馬の価値が高く、競馬関係者ならば「天皇賞(春)を勝ちたい」と考えていたものでした。近年では3000mを超えるレースは限られてきて、重賞こそ当レース、天皇賞(春)をはじめ5レースありますが、オープン特別以下では1レースもありません。
それだけスピード優先の時代になってきているといえますし、長距離に特化した血統が廃れて長い距離でいかにスピード・瞬発力を引き出すかという騎手の腕比べ、厩舎の仕上げの優劣が勝敗を分けてくる時代といえます。

さてこのレースの傾向に関して述べる前に、3000mという特殊かつ全馬未経験の距離ということで、マギレがかなり発生しやすい条件であることはご理解ください。
これまでさえない成績だった馬が突然長距離の才能が開花することもあれば、前哨戦を強い内容で勝っても600m〜800mの距離延長で大きく負けてしまうケースもあります。正直なところ全陣営とも「やってみなければわからない」というのが正直な気持ちでしょうし、予想するこちらも同じ気持ちになってしまいます。

さて傾向について
まずは歴戦過程についてです。圧倒的な成績を残しているのはトライアルの神戸新聞杯組で、毎年のように上位に顔を出しています。過去10年を見ていくと3着以内に2頭以上送り込んだのが8回に及びます。ただし3着以内を独占したのは1回のみ。つまり神戸新聞杯組2頭+別路線組という組み合わせが多かったといえます。次に神戸新聞杯組が1頭しか絡めなかった2回を見ていくと残りの2頭はセントライト記念組1頭+1000万下勝ち上がりという組み合わせでした。

対する別路線組ですが、セントライト記念から3着以内に入ったのは過去10年で5頭。
うち1着は2015年のキタサンブラック1頭だけで、これもシンボリルドルフ以来31年ぶりだったことを考えるとかなりの名馬の器でない限り戴冠はないとみていいでしょう。また前走条件戦から3着以内に絡んだのは過去10年で5頭。いずれも1000万下を勝ち切っており、これが実績面での最低必要条件といえます。

ちなみに前走掲示板を外した馬の巻き返しは3頭。2008年のフローテーションは京都のオープン勝ちがありGUスプリングステークス2着、2017年のクリンチャーはすみれステークス1着と皐月賞4着の実績がありました。残る1頭2008年の3着ナムラクレセントは前走こそ敗れたもののその前まで小倉の2000m戦を連勝していた勢いがありました。
ちなみに前走馬券圏外だった馬に条件を絞ると2012年の3着馬ユウキソルジャー、2016年のエアスピネルも引っかかるのですが、前者は前走神戸新聞杯前まで4戦3勝と上り調子、後者は重賞1勝、GTすべて掲示板に載っていた実績馬。
実績か勢いか光るものがないと上位に食い込めないといえそうです。

今年はワグネリアンが天皇賞(秋)に矛先を向けたため、4年連続ダービー馬不在の菊花賞。皐月賞馬エポカドーロと前走古馬相手の新潟記念を圧勝し異例のローテーションで臨むブラストワンピースが中心のメンバー構成。伏兵陣も多士済々で面白いレースになりそうです。


(注目馬)
エポカドーロ(牡、3歳)
前走;神戸新聞杯4着
今回のメンバー中実績No.1。皐月賞1着をフロック視されたようだが、ダービーでは正攻法の逃げで勝ち馬ワグネリアンにはとらえられたものの、後続は完封。競馬内容、能力的にも同世代の中では明らかに上位だろう。前走神戸新聞杯では休み明けも影響したか流れに乗れなかったが、それでも4着に粘っているあたり力はある。ワグネリアンがいなければこのメンバーに負けるわけにはいかないだろう。

ジェネラーレウーノ(牡、3歳)
前走;セントライト記念1着
前走セントライト記念では逃げにこだわらず番手からの競馬で結果を出したことが大きい。気性的な成長も見受けられたし、スタミナ・スピードの持続力もかなりのものを持っているようだ。セントライト記念組は当レースでは分が悪いが、重賞勝ち⇒皐月賞3着⇒ダービー大敗⇒セントライト記念勝ちという歴戦過程は2015年のキタサンブラックと酷似しており、要注意の存在だろう。

ブラストワンピース(牡、3歳)
前走;新潟記念1着
重賞勝ちを含む3連勝で臨んだダービーでは2番人気に推されたものの5着に敗れた。力はしっかり出しきった感はあったが、やはり一線級との初対決は厳しかったか?前走の新潟記念では成長の跡を見せて古馬相手に直線一気の圧勝。異例のローテーションになるが、当初からしっかりとプランを立てたうえでの参戦だし、一昨年の2着馬レインボーラインが札幌記念からの参戦だったことを考えると、大きく割り引く必要はないだろう。あとは母系が短距離血統だけに未知の距離をどう克服するかだろう。

メイショウテッコン(牡、3歳)
前走;神戸新聞杯3着
5月の白百合ステークスを逃げ切ってから一気に上昇。ラジオNIKKEI賞で素質馬フィエールマンを完封し、この秋も神戸新聞杯で逃げて3着としっかり結果を出している。先行脚質ですんなりいければしぶといタイプ。今回はジェネラーレウーノをはじめ前に行きたい馬が多いが、すんなりポジション取りが決まれば案外粘り込んでしまうことも。レースぶりに注目。

アフリカンゴールド(牡、3歳)
前走;兵庫特別1着
4月末に2400mで行われた京都の未勝利戦を勝ってから、長距離のレースで堅実に走りGTまでたどり着いたたたき上げタイプの上り馬。前走兵庫特別では道中スムーズに2番手につけながら速い上りで後続を完封する強い競馬。菊花賞で好走する上り馬はこういうタイプが多いし、阪神2400m兵庫特別はこのレースでの穴馬を輩出する隠れた出世レース。格下だからと言って侮るなかれ。


ダービー3着馬のコズミックフォース(牡、3歳)は距離が伸びて面白い存在だが、セントライト記念の負け方がいただけない。この一叩きでどこまで変わるか?ラジオNIKKEI賞2着のフィエールマン(牡、3歳)もキャリアは浅いが素質では見劣らない。他では1勝馬ながらダービー4着など相手なりに走るエタリオウ(牡、3歳)、条件戦を連勝しているグロンディオーズ(牡、3歳)も面白い存在だ。


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2018年10月12日

秋華賞2018 過去の傾向からの注目馬

秋華賞 展望

10/15(日)
京都11R
芝2000m
GT 馬齢

(傾向)
今週日曜京都のメインは3歳秋の牝馬チャンピオン決定戦GT秋華賞。3歳牝馬秋の大目標と言えるレースで、世代の実力馬同士による激しい戦いが毎年繰り広げられます。

以前はこのレースは荒れるGTとして有名で、3連単1000万馬券や馬連9万馬券が出たりと突拍子もない荒れ方をするレースでした。近年こそ力のある馬が実力通りの力を発揮することが多くなりましたが、平たん小回りの京都2000mというコース設定からして、荒れる要素は現在でも十分あると思われます。

まずこのレースの傾向に関して、まずは前走からの歴戦過程です。3着以内馬の組み合わせで、ここ10年で9回はローズステークスからの参戦馬2頭 + 別路線1頭という組み合わせでした。
残り1回もローズステークスからの参戦馬が1頭3着以内だったことを考えるとローズステークス組を無視して考えることはできないといえます。
このローズステークス組は5着以内or5番人気以内に支持されていたことがポイントになります。

この条件に合致せずに3着以内に入ったのは2013年の3着馬リラコサージュのみですので、必要最低条件と言って問題ないでしょう。また前々走オークスで5着以内に入っているうえで、上記条件に合致する馬の好走率は非常に高いことを付け加えておきます。
別路線組では近年紫苑ステークスが重賞に昇格し、関東のステップレースとして定着してきましたが、やはり上位人気で出走権を取ったレベルでないと通用しないといえるでしょう。

これ以外の組ではクイーンステークスからの参戦馬もいますが、前走阪神の1000万下を勝った馬が穴候補になりますので、前走の競馬ぶりしっかり見て注目しておかなければなりません。
逆に春のクラシックから直行した馬は全く結果が出ていません。過去にはテイエムオーシャンやウォッカなどが好走した例がありますが、やはり割り引いて考えた方が良いのではないでしょうか?

脚質についてですが京都内回りは比較的前々で決まるケースが多いのですが、このレースに関しては差し馬が優勢です。どうしても各馬早い仕掛けになることが多く、特に内枠を引いた器用な差し馬が馬群を割って台頭してくるイメージがあります。内枠を引いた瞬発力のある勝負根性型の馬には要注意です。

今年のメンバーを見てみると、2冠牝馬アーモンドアイとそれを追うラッキーライラック、2強が実力的にも実績的にも抜けており、ダークフォースと目されたサトノワルキューレが回避表明したためこの傾向が強まりそう。
しかし2頭ともオークスからの直行というローテーション的なウィークポイントを抱えており、簡単には終わらないかもしれません。


(注目馬)
アーモンドアイ(牝、3歳)
前走;オークス1着
春は圧倒的な強さで2冠達成。特に桜花賞で出遅れながら見せた抜群の切れ味はブエナビスタやジェンティルドンナにも匹敵するぐらいの衝撃だった。一転オークスでは好位から抜け出す「優等生」的な競馬で危なげがなかった。
今回休み明けになる点が唯一心配の種ではあるが、歴史的名牝と肩を並べる可能性もある馬だけに、ローテーションだけで見限るのは早計か?オークスのような競馬ができれば内回りも気にならないだろう。

ラッキーライラック(牝、3歳)
前走;オークス3着
桜花賞・オークスとアーモンドアイの後塵を拝したが、全く質の違う2レースを同じような競馬をして崩れなかったことは評価に値するだろう。
もともと好位からの危なげない競馬を得意とするだけに、アーモンドアイの仕掛けどころが狂えば短い直線を粘り込むことも不可能ではなかろう。脚質的に安心してみていられるのはこの馬かもしれない。
あとは負傷の石橋騎手の代打である北村友一騎手の手綱さばきと、オークス以来ぶっつけのローテーションがどう出るか?

プリモシーン(牝、3歳)
前走;関屋記念1着
春は桜花賞こそ崩れたもののマイル戦線では安定した成績を残した。前走関屋記念では斤量差はあったものの古馬を相手にしぶとく勝ち切った。
馬体も10kg増と理想的な成長曲線を描いているとみていい。この馬の適性からすればマイルがベストであるだろうが、平坦小回りの京都内回りならば誤魔化しは聞くのではないか?前走の勢いを駆って、世代一線級に挑戦。

カンタービレ(牝、3歳)
前走;ローズステークス1着
春はオークスを意識したローテーションを組まれ、フラワーカップを勝った後オークスに直行。結果大敗したのだが、正攻法の競馬でアーモンドアイ以下を負かしに行ったのだから致し方ないところか?前走ローズステークスではオークス上位馬の参戦はなかったが、きっちりと重賞2勝目を挙げており、ローズステークス組とは勝負付けは済んだ感がある。一叩きした強みもあるし、あとはこの馬の成長力に期待。

ミッキーチャーム(牝、3歳)
前走;藻岩山特別1着
今年の秋華賞出走馬の中で最大の上り馬といえる存在。北海道シリーズで未勝利から1000万下まで3連勝を挙げたが、いずれも前に行ってはやめ抜け出しという強い競馬。3走とも後続に3馬身以上をつける圧勝劇だっただけに、世代トップクラス相手にどのような競馬を見せるか楽しみでもある。京都の早い馬場をこなせれば、前に行けるスピードもあるし
小回りを利してアッと言わせる可能性も十分だ。

ローズステークス2着のサラキア(牝、3歳)も能力的には高いものを持っているが、今回モレイラ騎手の騎乗停止が痛い。他ではローズステークスでは崩れたがGT上衣入着経験があるトーセンブレス(牝、3歳)、安定感が光るゴージャスランチ(牝、3歳)にも注目したい。

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posted by 競馬予想 at 18:51| Comment(0) | 過去の傾向、展望 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

府中牝馬ステークス 2018 過去の傾向からの注目馬

府中牝馬ステークス 展望

10/13(土)
東京11R
芝1800m
GU 別定

(傾向)
今週の土曜東京のメインはGV府中牝馬ステークス。長い直線のある府中1800mを舞台に実力牝馬が揃うレースです。

このレースはエリザベス女王杯への重要ステップレースの一つではありますが、距離的に近いマイルチャンピオンシップに向けたステップレースでもあり、関東の実力派マイラーがこのレースに参戦するケースが増えています。
2011年のGU昇格に伴い負担斤量が変更になったことで、実績馬も参戦しやすくなり全体のレベルも上がってきました。
特にクラシック好走馬、同年のヴィクトリアマイルの好走馬など一線級の参戦により、本番との連動性も高くなっています。

さてこのレースの特徴ですが、
まずはここまでの歴戦過程から。前走に関してはなかなか傾向をとらえるのが難しいほど過去10年の3着以内馬30頭の歴戦過程はバラバラです。バクっと分けるならば、
@夏の重賞からの参戦馬、
Aオープン特別or準オープンからの参戦馬の2パターンです。本来一番レベルの高いはずのヴィクトリアマイルからの参戦馬は過去10年で2頭しかおらず、夏場を順調に使われた馬が有力と言えるでしょう。
また前走の着順は基本的には5着以内に入っていることが望ましく、大敗を喫している馬でも5番人気以内に推されていることが基本になります。

またこのレースのもう一つの重要なポイントは実績です。GTに直結するGUということで、
「格」が重要になってきます。
過去10年の3着以内馬30頭を見て行くと、重賞未勝利だったのは6頭いましたが、うち5頭が重賞での連対実績がありました。残り1頭も重賞昇格前のターコイズステークスで2着の実績があり、レベルの高いレースでの好走実績は重要になってきます。
また上記30頭のうちGTで3着以内経験馬が17頭もいることから、出走馬のふるい落として重要なポイントになってきます。

最後に脚質について様々な脚質から好走馬は出ているのですが、総じて言えるのは瞬発力のあるタイプが上位にきている印象です。
2ターンの1800mに加え各陣営と長い直線を意識するあまり前半が落ち着きやすく、勝負どころからの瞬発力比べになりやすいレースと言えます。そのためどれだけ不利なく直線を迎えられ、いい位置を取れているかがポイントになります。

今年はGT馬4頭、GT3着以内馬が2頭登録。それ以外の重賞勝ち馬・上位入着馬も多く、例年に増してレベルの高いレースになりそうです。


(注目馬)
ディアドラ(牝、4歳)
前走;クイーンステークス1着
前走クイーンステークスでは春のうっ憤を晴らすかのうような圧勝劇。
2着に3馬身以上をつけ、同世代のライバルであるソウルスターリング以下を寄せ付けなかった。もともと時計のかかる馬場が得意なだけに、府中のスピード比べが向くかどうか疑問符が付くが、良馬場の紫苑ステークスを勝っているように全くダメということはないだろう。昨年もこの時期に急上昇を見せているように季節的にも好調期に入ったとみていいだろう。

ミスパンテール(牝、4歳)
前走;ヴィクトリアマイル5着
昨年秋から怒涛の4連勝で乗り込んだ前走ヴィクトリアマイルだったが、稍重馬場を気にしてか思ったほど伸びなかった。
それでもしっかりと掲示板を確保するのだから力はあるとみていいだろう。今回は休養明けになるものの、もともとしっかり間隔をあけて使われてきているので大きな割引にはならないはず。逃げ・差し自在なタイプなので展開に左右されない強みもある。ここを勝って悲願のGT制覇に前進できるか?

リスグラシュー(牝、4歳)
前走;安田記念8着
安定した成績は残しているものの、なかなか勝ちきれないのが同馬の悩みの種。今回も勝利請負人だったはずのモレイラ騎手が騎乗停止と運がない。
しかし牝馬GTで常に上位争いをしてきた実力はこの中でもトップクラスだし、常に末脚も安定していて崩れない強みも光る。あとは展開など条件が向くかどうかで一気に花開く可能性はあるだろう。

カワキタエンカ(牝、4歳)
前走;ヴィクトリアマイル14着
前走のヴィクトリアマイルでは果敢に先行したものの大敗。渋った馬場は得意なタイプだけに、1600mが忙しすぎたのかもしれない。
今回は仕切り直しの一線になるが、1800mは3-3-0-0と重賞勝ちを含むパーフェクト連対の得意な距離。東京コースの実績はないが、前走ヴィクトリアマイルの結果だけで見限るのは早い。
上位人気しそうな同世代の馬たちに距離適性では引けは取らない。

シジュールポレール(牝、5歳)
前走;ヴィクトリアマイル1着
前走ヴィクトリアマイルでは8番人気ながら初重賞勝ちをGT制覇で飾るという離れ業でアッと言わせた同馬。
渋った馬場が味方したことは否めないが、ここまで大崩れしたのが距離が長すぎたエリザベス女王杯だけで、あとはすべてのレースで掲示板に載っている安定感がもたらした勝利といっても過言ではない。休み明けになるが崩れない強みを生かして上位進出を狙う。

ソウルスターリング(牝、4歳)、アドマイヤリード(牝、5歳)の両GT馬は近走不振をかこっているが、ともに休み明けということでしっかり仕切り直しができていれば能力的には上位。
あとは昨年の覇者クロコスミア(牝、5歳)と、昨年から5戦連続2着と成績の安定しているフロンテアクイーン(牝、5歳)にも注目したい。

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posted by 競馬予想 at 18:49| Comment(0) | 過去の傾向、展望 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月07日

毎日王冠2018 過去の傾向からの注目馬

毎日王冠 展望

10/7(日)
東京11R
芝1800m
GU 別定

(傾向)
今週の日曜東京のメインは伝統の重賞GU毎日王冠。天皇賞(秋)を目指す有力馬がそろうレースとして知られ、毎年レベルの高い戦いが繰り広げられます。

このレースですが前述のとおり過去より天皇賞(秋)のステップレースとして確固たる地位を築いてきました。
1984年に天皇賞(秋)が2000mに短縮されて以降、多くの名馬がここをステップに本番を制しただけでなく、マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップ、有馬記念といった秋のGTシリーズのほか、暮れの香港GTシリーズや、翌年のドバイワールドカップといった国際GTでも活躍する等、広い意味で「出世レース」と言えます。

さてこのレースの傾向ですが、まずは脚質から。基本的に展開不問のコース形態であるのですが、このレースで活躍しているのが逃げ先行馬です。府中の長い直線を各馬意識しすぎるあまりに、開幕週の高速馬場を味方につけた先行馬を取り逃がすというイメージです。特に先行馬が内枠に入った場合、流れに乗って上位に進出してくるケースがありますので、人気薄の馬であっても要注意と言えます。逆に差しタイプの人気馬が休み明けでここに出てきた場合は過剰評価しない方が良いでしょう。本番はまだ先という意識が脚を余すことになりやすいので注意です。

次に前走ですが、ここから始動する有力馬も多いので休み明けに関してはまったく気にしなくてもよいかと思います。
歴戦過程も様々なのですが、同じ東京コースで行われるGT安田記念からの参戦馬に関しては注意が必要で、掲示板に載った馬については中心視してよさそうです。ほかの重賞からの参戦馬を見ていくと近年相性が良いのは同距離同コースのGVエプソムカップ組で、ここ3年で3頭が3着以内に入るなど好調です。
逆にマイナスイメージなのはGT宝塚記念からの参戦馬。過去10年で4頭が馬券に絡んでいますが、いずれも前走は大敗を喫しています。阪神内回りとはコースの形態が違いすぎるので、逆に凡走し力を出し切っていない馬のほうがこのレースはチャンスがありそうです。

最後に格について。過去10年のこのレースの3着以内馬30頭のうち、重賞未勝利だった馬は3頭だけ。その3頭ですが、昨年の3着馬グレーターロンドンは破竹の5連勝で重賞未経験のまま安田記念に臨み4着した経験があり、2014年のサンレイレーザーは2度の重賞での入着があり大崩れしないことで有名でした。残る2014年の3着馬スピルバーグは次走で天皇賞(秋)を制覇。
そう考えるとかなりの素質馬・実力馬でないと通用しないことがよくわかります。ちなみに重賞を制していた27頭のうちGT勝ちが8頭、GU勝ちが10頭とハイレベル。実績も問われるレースです。

今年のメンバーを見ていくと安田記念2着のアエロリット、復活を期す菊花賞馬キセキ、3歳マイル王のケイアイノーテックなど例年通り豪華メンバーが顔をそろえそう。秋のGT戦線を占うレースになりそうです。


(注目馬)
ケイアイノーテック(牡、3歳)
前走;NHKマイルカップ1着
前走NHKマイルカップは出遅れたものの直線一気の末脚でまとめて差し切った。展開に恵まれた点は否定できないが、早くから春はマイル戦線を意識し、安定した実績を出してきたことも事実。このレースでは初の古馬挑戦と初距離という2つの壁が立ちふさがるが、NHKマイルカップのレースぶりを見ても1ハロン程度の延長であれば問題ないだろう。あとは相手関係だけだろう。

アエロリット(牝、5歳)
前走;安田記念2着
昨秋は不振だったものの、古馬になってから復調気配が見える。前走安田記念では有力牡馬に交じって勝ち馬からクビ差の2着。厳しい流れを先行しながらしのぎ切っているのだから力はある。前述の安田記念2着だけでなくNHKマイルカップを勝っているように、東京コースはまさに「自分の庭」のようなもの。1800mも小回りの札幌競馬場であるが克服済み。始動戦から狙っていきたいところだ。

ステルヴィオ(牡、3歳)
前走;ダービー8着
ダービーは後方からメンバー中3位の上り33.9秒の脚を使ったものの、追い込み切れずに8着まで。勝ち馬から0.4秒差なので健闘した部類には入るが、短距離王ロードカナロア産駒ということでやはり距離は若干長い印象だった。今回は皐月賞馬エポカドーロを破った得意の1800m戦で条件は好転。東京コースも2歳時に重賞でダノンプレミアムの2着があり問題ないだろう。軽視できない存在だ。

サトノアーサー(牡、4歳)
前走;エプソムカップ1着
早くから素質は高く評価されていた同馬。3歳のダービー・菊花賞ではともに5番人気に支持され重賞でも好走していたが、本格化したのは今年に入ってから。前走エプソムカップでは激しい雨の降る重馬場をものともせず重賞初勝利を飾った。血統・適性的にこのレースはベストの舞台といえるだけにここが試金石といえる一戦。今の勢いならばクリアしてしまう可能性は十分だ。

ダイワギャグニー(牡、4歳)
前走;エプソムカップ14着
5つの勝ち鞍がすべて東京コースという「府中マイスター」。昨年のこのレースでも3歳馬ながら4着しているように、1600m〜2000mであれば相手関係を気にせず好走してしまうタイプ。前走エプソムカップは1番人気に推されたが、渋った馬場に脚を取られ大敗。今回は開幕週の絶好の馬場で開催されそうで、前走のようなことはないだろう。巻き返し必至で重賞未勝利馬ながら要注意だ。


昨年の菊花賞馬キセキ(牡、4歳)は3000mの不良馬場激走が響いたのか回復に時間がかかった。注目したい1頭ではあるが、宝塚記念とこのレースの相性も良くなく過大な期待は禁物。他では同じく宝塚記念経由になるが東京での実績のあるステファノス(牡、7歳)の経験値、全5勝すべてを東京でマークしているレアリスタ(牡、6歳)のコース適性にも注目したい。


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ラベル:毎日王冠
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